大山
2009年6月27日
 
最近、大山の東山域に興味が出てきた。

烏ヶ山~槍尾根~ユートピア~振子山・野田ヶ山に囲まれた地帯。
人も比較的少なく、静かな山歩きが楽しめる。

午前にブナボランティア参加後、矢筈ヶ山往復を試みた。
コースタイムも5時間弱。
これなら昼から登山もできるだろと・・。

予想の通り、暑さとブトとの戦いとなりました。

川床に路駐  12:08

  ガーデンプレイスで昼食を摂り、一路川床へ。はるか昔に、川床から大山へ登ろうとした時の記憶がよみがえる。あの時は雨で撤退。今日は炎天下の登山。着替え中から、さっそくブトの襲来・・。虫除けスプレーでせめてもの抵抗。


ピンボケは御容赦・・。

  ほとんどの沢筋が、今年の少雨を物語ってか、水が流れていない。彼らトンボ(ヤマサナエ?)にも辛い季節??

ブナ林

  暑い、暑い。帽子から汗が滴り落ちる。暗い森には、ハルゼミの大合唱。ブトの襲来がイヤで、休憩が出来ない(涙)。 
矢筈ヶ山 14:17

  大休峠からの矢筈前衛の尾根への登りのきつい事。このクソ暑い中、無風状態。ひたすら我慢。前衛尾根から本峰への登りは、見ただけでうんざり状態だったが、いざ足を踏み入れると、坂はそれ程でもなく、オオルリ(雌)の青に心奪われているうちにいつしか頂上へ。
甲ヶ山方面

  目の前に、丸危の小矢筈と、その向こうに、何故かしら荒川中岳の登りを思わせる縦走路を纏った甲ヶ山。
 
甲ヶ山遠望

  なんだかとても良さ気(←方言)な縦走路。左肩には、”ゴジラの背”と呼ばれる岩尾根もチラ見できる。  いつか辿りたいのだけれど、下りてからの3時間の車道歩きはちょっと・・・。自転車を利用するには、アップダウンが激しすぎる車道・・。ブログで見た誰かさんみたいに、タクシー利用しかないかな・・・。涼しくなってから考えよう(笑)。


そろそろ下ります。 14:42

  暑い。風は涼しいものの直射日光が厳しく、音楽を聴いていてもリラックスできない。ヒョウモン蝶やキアゲハ・ミヤマカラスアゲハの追尾をもっと楽しんでいたいところだが、頭痛もしてきた。低山を登るには体力が不可欠。
ひたすら下る。黙々下る。

  尾根東側では、陽光は翳り、ハルゼミの声が途絶えると、深山に一人取り残された感がひしひし。結局川床まで水場無し。今回は3リットル担いだが、半分を消費。
川床  16:22

  手前の沢でタオルを水に浸し、頭・顔をごしごし。生き返る気がした。流れの中央で囀っていたミソサザイを驚かしてしまったようだ。コースとしては良いのだが、問題は暑さ。春は雪が多いし、ここは秋に向くコースのように思う。

 
   
 
下山後、後の縦走の計画を検討する為、甲ヶ山から続く船上山近辺を調査。

  そして、驚き。山岳宗教の対象とは聞いていたが、なんとも威容な風体の山塊。

これは美しいエリア。

是非また訪れたいと思った。(涼しくなってから。^ ^);