大山
2006年5月4日
三の沢 7:40

  昔”槍尾根は夏には登れない”と聞いていましたので、雪の苦手な僕は”槍尾根”の事をすっかり忘れていましたが、ホームページで知り合った遊ちゃんが、槍尾根が好きだと言います。それならばと言う事で、遊ちゃんのページを参考に、三の沢から登ります。同行のS氏は、国体山岳競技の監督さんでもあります。危険の判断は彼にお願いすることにして、いざ出発です。




  大堰堤下の雪渓です。これを登らないと、大堰堤が越えられないのでしょうか?雪の大苦手な僕は、すでに半泣き状態です。


  いよいよ槍尾根へつきあげます。先行者が一人。後続はありません。左側の沢では、頻繁に落石が発生しています。S氏曰く、”これは雪があるときのほうが絶対に登りやすい。むしろ今の方が気色悪い”いえいえ、雪があっては僕は絶対登れません。


  かなり高度を稼ぎました。三の沢・二の沢です。天気は申し分なく、ツツドリのポンポンが軽やかに響きます。


  槍尾根上に到達しました。昔登った烏ヶ山からの縦走路も見えています(途中敗退)。尾根上には、しっかりした踏み後もあり、かなりの人が行き来している事が想像できます。人が少ない分、却って夏道より登りやすいかもしれません。


  剣ヶ峰・天狗をバックに記念撮影です。天狗の頂上で驚きました。以前あった道がありません。地震の影響でしょうか?すっかりやせ細った稜線が一筋・・・。これはまるでらくだの背です。鞍部でないだけ、らくだの背より怖いかも・・。僕は、それよりも、ひょっとしたら辿る事になるかもしれない振子沢の雪渓下りのほうが心配です(笑)。


天狗 10:10、剣ヶ峰 10:27

  振子沢の雪渓下りはさっさとパス(笑)して、難所”らくだの背”です。今回は逆コースとなったので、一番しんどい部分が下りとなり、石を落とさないように下るのに神経を使いました。ロープが張ってあることもあり、以前よりも随分通りやすいように感じました。


  落ちれば500mの滑り台が待っています。
ビュンビュン羽音を響かせて飛び交うアマツバメの力強いこと。山へ登って彼らに会うことが、僕の大きな楽しみの一つです。
弥山 11:20

  今回初めて正面道を下ります。下から登ってくるのは1パーティのみ。風がきつく、砂埃が鼻炎に悪そう・・。今回は、三の沢~槍尾根~縦走~正面道と、いつもとちがう大山の魅力を満喫する事ができたすばらしい一日でした。

桝水リフト終点 13:05 
       → 三の沢 14:20
S氏の提案で、某所にてカタクリを楽しみました。

大山を下った足にはちょっときつかった・・・。