大山
2007年1月20日

知れば知るほど思いも強くなる。僕にとって、大山はそんな山です。

大山寺駐車場 8:15~8:35

  一昨日の天気予報では、米子地方は土曜日(つまり今日)から崩れるとの事で、和歌山よりお越しになる予定だったショウタンおよび県北の遊ちゃんとの楽しい大山登山を延期した。だが、前日金曜日夜の天気予報では、どうやら崩れは小さく、かつ遅れるとの事で、”じゃあ、ひょっとしたら天気が崩れる前の絶好の登山日和になるかもしれない”と、考え出したら止まらない。雪道の運転が出来ない僕は、遊ちゃんに紹介いただいた”鳥取雪道ナビ”をチェックするも、明地峠に雪が無い!しめたとばかりに朝4時起床。後で嫁さん曰く、”遊びに行くときは早起きできるのね・・・”。
  晴れると怖いのが峠の凍結。千屋は-4℃、明地峠は-3℃。路面が濡れていない事を確認しながら、恐々越えました。
  駐車場はスキー客ですでにほぼ満車。でも。ここから見上げる大山は、すっきりと晴れ渡っている。”これはひょっとしたら、意気地が無い僕でも登れるかも?”と、期待が膨らみます。 




  昨年の正月は例年にも勝る大雪で、大山寺に着いた時は既に1m50cmの積雪。今年はなんと21cm。夏道に入ると、さすがに雪の深さは増すが、それでも昨年の正月に敗退した時とは大違い。昨年の気温が頭の片隅に残っていたので、やや着膨れ気味の服装。直ぐに暑くなるが、ザックに上着を入れるスペースが無い。 
 

  北壁のスカイラインも見事。ユートピアの小屋はもとより、眼下には見事な曲線を北に伸ばす弓ヶ浜。島根半島は言わずもがな、松江まで見えるのじゃないかしらん?雪道は、適度にステップがあり、夏の夏道よりはるかに歩きやすい。登山客もかなりある。


  6合目の小屋前で、監督さんにアドバイスをいただいたとおり、アイゼンをつける。アイゼンをつける人は、およそここで装着するようだ。6本爪が多いようだ。僕のアイゼンは10本爪。出っ歯のかかりは鈍いタイプなので、まあ大丈夫だろう。遊ちゃん、アイゼン無事デビューできました。(^ ^)


  頂上プラトーに出るまでには、尾根上の急登が続く。結構きついが、アイゼンが良く効いて、滑るような事は無い。頂上プラトーの雪は固く、小気味良いほど歩きやすい。一部木道やキャラボクが出ていたのには驚いた。下山後御世話になったY先生曰く、”地球温暖化の影響だ。”確かに、大山寺一帯も、スキー場を除くとほとんど雪が無い。
弥山 11:06~11:27

  そして、念願の弥山頂上。剣ヶ峰への縦走路にトレースは無い。剣ヶ峰には登山者が見えたので、ユートピアから登られたのだろう。また、別山にも人影が。
  快晴。登ってくる方が、異口同音に口にする。”今日は悪天の中を歩く事を覚悟していたのに、シンジラレナイ・・。”
  そうですね、これだけ条件が整うと、いかな意気地なしのボクでも登れてしまいます。それにしても、良い天気ですね、これがあの大山ですよ?今年のボクは、思いっきり晴れ男かもしれません。(^ ^) 


 美しいですねえ・・・・

  天気は御覧のとおりで、気温も丁度0度。ただ、風が冷たいの何の・・・・・・。今回は目出し帽も用意していますが、我慢できないほどではなかったので使用せず。コンビニおにぎりと”お~い、お茶”、チーカマと少しのチョコレートで昼食です。




  昼食後、名残惜しい山頂を後に、往路を下山開始です。下りは歩き易さX倍増です。お調子に乗っていると、すぐアイゼンをスパッツにひっかけて、スパッツを台無しにしていたので、今回は、楽しみつつも慎重に下ります。
6合目 11:49

  今年の雪の少なさが良くわかります。と言っても、僕はこの時期の夏道は初めてです。前回(昨年度)来たときは、結局5合目までも到達していなかった事が、今回登ってみてわかりました。
大山寺駐車場 12:40

  今年最初のお参りは、夏道登山道の脇に有る「阿弥陀堂」で済ませました。いえ、ちょっと、大神山神社までが億劫だったなどとは決して言えません。
 下山後、ブナ植林ボランティアで御世話になっているY先生に、
”南壁””北壁””逆さ大山”のポイントを教えていただきました。

日帰り予定だったのですが、結局Y先生の別荘に泊らせていただき、
Y先生の手料理をいただくこととなりました。

春になったら、ボランティアでこき使ってください。(^ ^)