第五日目
昨夜は大きな雷が2〜3回ドカンと・・。稜線上での雷は怖いですが、小屋の中だと平気です。連日の疲れも重なり、結構眠れたように思います。いつも鼾のすごいシマヤンよりも、昨夜はショウタンの鼾が凄まじかったです。相当お疲れなのでしょう。御二人とも還暦前とは信じられません・・・。
熊が徘徊しているようで、小屋番さんに注意を促されました。夜にトイレに出てみると、何やら大きな動物の動く音が・・。”ぎゃ!熊??”良く見ると鹿でした。
今日は易老岳から下ります。当初のコースでは、ここを登るはずでした。御二人、しきりにうなずきあいます、”このコースはエライしょ。登らんで良かったワイ。”僕も少しずつ和歌山弁が理解できるようになりました(笑)。
名残惜しや・・・、今回の山行も、もう少しでフィナーレです。山の霊に別れ難い気持を伝える僕がいます。
そんな事はとうに超越した熟年オジサマは、さっさと今日も高速で下ります。
しかしながらこの道は、薊畑への登りよりもかなり足場が悪く、堪えるであろう感じがしました。年配の団体さんが幾組みも登っていきます。
今日も光小屋、大変ダア!
フィナーレ、易老橋です。苦しく、楽しかった山もこれで終わりです。山歩隊の皆様、南アルプス、気に入ってくださったでしょうか?
今回は僕の我儘にお付き合いくださり、有難うございました。御陰様でこの後入ったすばらしい”かぐらの湯”でも、腰痛も出ることも無く、御馳走しこたまおごってくださり、楽しいばかりの思い出となりました。
これから先も、一つずつ良い思い出を増やしていけたら良いな。