Kinabalu
2007年9月2日~3日
 
行程
9/2 Timpohon Gate Layang Layang Hut LABAN RATA
   RESTHOUSE
8:50 11:45 14:39
9/3 LABAN RATA
   RESTHOUSE
Low's Peak LABAN RATA
   RESTHOUSE
Timpohon Gate
2:34 5:50~6:16 8:04~9:04 12:27

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 9月2日
 
8/31関空発→コタキナバル泊
9/1コタキナバル発
     →キナバル公園泊
9/2キナバル公園発登山開始。


  昨年ネパールに旅立つ前に、”キナバル行こらよ”とのたまっておられたショウタン、まさかこんなに早く実現するとは夢にも思っていなかった僕は、”そうそう、行きましょう、是非!”と合槌を打っていた。行動力破格のショウタン、ネパールから帰国するや否や、”早よ行こらよ、早よ行こらよ!!!”かくして、実現となりました、キナバル登山。当初はシマヤンが同行くださる予定でしたが、都合で急遽ピンチヒッターのノブヤンとの3人で出かけることにあいなりました。ガイドの同行を義務付けられているキナバル、Mr.Rony Gahunという精悍な26歳(独身)との楽しい登山の始まりです。 




  登山口のTimpohon Gateは1866m、Gateをくぐると、いきなりの下りから始まります。道端に咲いている可憐な花を楽しみながら、余裕綽々のメンバーです。


  しかし、すぐに急な階段が現れます。これからLABAN RATA RESTHOUSEまでの標高差1400m、大山のような階段が”これでもか、これでもか!”とばかりに続きます。大山と王子ヶ岳でトレーニングを積んでいた僕は(笑)、あまり違和感を感じません。赤道直下とはいえ、今年の日本の夏を経験している我々は、コタキナバルでさえ爽やかに感じます。それにしても、小屋へ荷揚げするポーター達の凄い事・・・。 
 


  見よ、このふくらはぎ・・・・。聞くと週に二回キナバルのガイド登山をするとか・・・。凄すぎです・・・。


  英語のわからないショウタン、コミュニケーションに問題は全くありません。ショウタン語は万国共通です。 




  毒をもって、毒を制す・・・・・・m(_ _)m
この写真を見たRony、”うう~さぶい・・・・。”
”Oh ! you know Japanese very much !” 
 

  高度を稼ぐにつれ、ドンドン植生が変化していきます。完全に晴れる事はありませんが、適度の風とガスとで、心地よい事この上なしです。 


  本日のお泊り、LABAN RATA RESTHOUSEです。標高3273mです。気温は10.6℃ありますが、さすがに寒いです。Ronyは半袖で、寒くは無いと言いますが、腕など鳥肌を立てて歩いているところを見ると、やっぱり寒いはずです。


9月3日  


  朝2:00起床です。高山病が出やすいので、朝食は摂らないようにとのアドバイスを受け入れて、ウィダーインゼリーを一口二口含んだだけで出発です。すでに昨日から高山病の症状が出ていた僕は、朝一番からの急登にグロッキー・・・・。それでもなんとかSayat Sayat Hut 3668mまで登りました。ここでIDチェック。同行のノブヤンは、足を痛めて休憩です。女性にはとんでもなく優しいが、男にはとてつもなく厳しいショウタン、”自分のペースで登ってね~~!!”と、吐き気に苦しみ、座り込む僕を放っておいて、先へ行ってしまいます。(後でブログを拝見したら、上部でバテていた女性にはしっかりちゃっかり手助けをしていたようです。)ここから頂上までは、100m行っては休憩、吐き気を抑え、息を整え、ゼイゼイハアハア・・・。従って、写真が全くありません。(笑)




  ”富士山の標高を超えたら止めよう””3800超えたら止めよう”で、なんとか頂上に着きました。それにしても、吐き気がひどかった・・・。苦しかった分、嬉しい・・。”苦しいほど楽しい”の言葉を胸に、頑張った甲斐があり、念願のショウタンとのツーショットです。それにしても、強風で寒いこと、寒いこと・・・。登る方は、”しっかりした”防寒具の持参をお勧めします。 
日の出前の一コマです。 


  夜明けの空に飛んでいく前のショウタンです。本当にタフで頼もしい方です。転落防止の柵の外に平気で出て行く彼は、本当に高所恐怖症かどうか疑わしいものです。(笑) 




  すばらしい眼下の景色に浮かぶ、ショウタンとRonyのツーショットです。今回の旅で、僕が一番気に入っている一枚です。 


  LABAN RATA RESTHOUSEを後にする前のチームです。今日も10.6℃。これから4時間の下りが始まります。 


  下りは皆さん快調です。足を痛めるのは大抵下りなので、用心に越した事はありませんが、とにかく高山病の吐き気から逃れられる事を思うと、自然に足が進みます。今日は昨日よりも雲が多いのですが、時折強く吹く風に雲が飛ばされ、”おお~!!これが熱帯雨林!”と感激している僕がいます。微妙な植生が、この写真で見分けられるでしょうか・・・。




  そして、出発地点にたどり着きます。最後のほんの数十メートルの登りで、またもや激しい吐き気に襲われ、Gateを出た地点でダウン・・・・。頭を低くして帰りのバスを待ちました。 


  BHQでの記念写真です。3500m地点で吐き気に足が進まない僕を、気遣ってくれたRony、大変御世話になりました。ショウタン、ノブヤン、今度はどこの山に誘っていただけるのでしょうか?”さあさあ、早よ行こらよ”の声が、耳元で響いています(^ ^)。