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夜中に出ていたきれいな月はどこへやら、霧の朝となりました。昨夜はよほど疲れていたのか、平素はちょっとした物音にも目を覚ます繊細な僕が、夜中1時過ぎまでショウタンの鼾の記憶がありません(笑)。なあんだ、ちゃんと疲れたら眠れるんだ!と、少し自分に自信が持てました(なんのこっちゃ!)
昨夜の疲れはどこへやら、6:40にいざ出発です。
大山でお馴染みのブナ。さすがにこのような姿のものは見たことがありません。まるで龍のよう。幽玄の世界に迷い込んだようです。
朝一からのうんざりするような登りをやっと終えたところにある笠捨山山頂。”今回の大変な登りはこれでおしまいだ”と聞いて、”ヤッホー!ヤッホー!”
ショウタンが嘘つきである事を思い出したのは、この後すぐでした(笑)。
槍ヶ岳への登りで見かけた白いイワカガミ。
この稜線はとても痩せていて、地蔵岳の頂稜など、カモシカがスキップするくらいの尾根。まさかあそこが奥駈道だとは思いもしなかった松でした。あれは普通靴では歩けません。このコースを歩くには、それなりの装備が必要です。
時折このような鎖場が現れます。高度を稼ぐ事が出来るこのような登りは僕は嫌いではありません。しかし、足元が濡れており、片手には杖。よくありませんね。面倒臭がらずにしまうべきですね。そう言えば、ショウタンは杖をこまめに出し入れしていました。このあたりに経験値がでてきます。
香精山で最後の大休止です。無線・携帯電話で、すでにシマヤンとは連絡が取れています。今回は稚児の森までですので、時間はあります。ゆっくりとカレーライスを楽しみます。
・・・思い出しました。乾燥剤を一緒に煮炊きしたショウタン、”味がおかしい”と言いながら平らげましたが、その後なんとも無かったようです。恐るべし・・・。
そして14:00、稚児の森。お待ちかねシマヤンのカメラに収まるショウタンです。
はるばる歩いてきました。苦しかった分楽しかった山行も終わりです(^ ^)v。
稚児の森より玉置神社(の下)経由十津川村から旭登山口まで1時間以上の時間がかかります。サポートを快く受けていただいたシマヤン、先達を引き受けていただいたショウタン、本当にありがとうございました。


大峰、すばらしいですね。