三本杭
2020年3月21日

南予の片隅にひっそり佇む三本杭

その山塊からの水が注ぎ込む滑床渓谷は、ことごとくが岩盤むき出しの圧巻の様

途中で道に迷い、決断を迫られるも幸運にも助けられ、ほぼ予定通りの周遊となりました。

全てが勉強です・・。
虹の森公園で車中泊

 前回の黒笠山の轍を踏まぬよう、登山地近くの松野町の公園で夜明かしする事にしました。付近に営業している食堂が無く、夕食、翌日の朝食を近くのファミマに頼りました。
登山口駐車場 7:15

 朝適当に起きて、ファミマのイートインで朝食を済ませ、20km弱離れた登山口へ移動しました。正面に見える立派なトイレでスッキリし、準備万端。(では無かったのですが・・。)
登山口 7:20

 登山口にある滑床駐車場から、御祝山へのコースを選択。暑くもなく、寒くもなく、芽吹く前の山の色を楽しみながら歩を進めます。



 良く踏まれた、なだらかな登りが続きます。日頃の不摂生を返却するには程よい山道です。



 


 この道標からは、急な登りが始まりますが、これまでのなだらかな勾配で足ができている為か、超軽い荷物のおかげか、それほど苦になりません。
御祝山 8:57

 途中で高松からの5人パーティと前後しながら、急登を登りきった先に「御祝山 998m」の頂上はありました。


 御祝山から三本杭への道程は快適な稜線歩き。ヒメシャラや、


 ドウダンツツジのトンネルを鳥の声に導かれながらいそいそと辿るこの幸せな時間・・。
しかし、この時期にドウダンツツジの花が咲いていたのにはびっくり。

 
 
 ココにもジュラシックパークが・・。
三本杭頂上  10:05

 三本杭の頂上は、気持ちの良いミヤコ笹の草原・・と言いたいところですが、鹿の食害から復活途中のようです。ファミマで購入したおにぎりにかぶりつきます。

 

 どうして知っているんだろう??
「子供のころに憧れだった濃いカルピス」!
やっと頂ける歳になりました(笑)。

 
 熊のコル 10:53

 あまりの天気の良さに、ついウトウトしかける気持ちに鞭打って、、そろそろ頂上を後にしましょう。
 急な下りの先には熊のコルの道標が・・。
今日はここから下って滑床渓谷を楽しむ予定です。

 

 熊のコルからの下りは、若干荒れ気味。春先の四国の山は、こんなもんだから・・・。と油断していたワタクシ・・。


 「奥千畳敷」の道標に従って、石積の道を逸れ、沢に下りてみるとそこには素晴らしいナメ滝が・・。ここで痛恨のミス。ここが奥千畳敷と勘違いした私メ、見渡して沢沿いに道が見あたらなかった為、先ほどの石積の道まで引き返してしまった。

(注意!渡渉!の箇所でしたね・・。苦笑)
 
     
 11:53

 
石積の歩道にしては、やけに荒れているなと思いながらも歩を進めていると、完全に路が崩壊した巨大なナメ滝が現れた。これはムリっすと、それでも下方で石に埋もれた地点まで下りて、滝をやりすごして登り返し。
(この辺で気付けよ・・・・!)
さらに進むと、その先は巨大な岩で完全に道が崩落している。それでも私メ、その巨岩の下を迂回して・・・。挙句の果てに、その先で石積の歩道は完全に消失。暗い崖が口を開けておりました。わずかに踏み跡らしきものがその崖のほうに向かっておりましたが、小心者の私メにはそこに足を踏み入れる勇敢さは持ち合わせておりませんでした。

ここで時計を見ると、12:00。

よし、来た道を登り返して御祝山経由で帰れば、暗くないうちに下山できる!

 12:13

 
慎重に巨岩の下を渡り返し、いっそのこと沢まで下りたら道があるかもと思いながら、「いや、わからない時には引き返すのが鉄則」と思い直し、路が吹き飛んでいたナメ滝まで引き返してふと下を見ると、遥か下の沢沿いを高松パーティーがいそいそと進んでいる!

 幸いにもナメ滝下部の小岩帯は石がしっかりしており、渡り歩くのには支障がない。直下降で沢沿いの遊歩道に辿り着くことができました。

  
 奥千畳敷  12:20

 
やれやれ・・・。

 精神的なダメージを癒すには格好の奥千畳敷でした。(笑)


 
このような立札が読めるようになるには、まだまだ修行が足りないようです・・。


 
いたるところにこのようなナメ滝の出合があります。この山塊はそんなに大きな規模でもないのですが、なぜこんなに素晴らしい渓谷ができたのか????
 周回終了 13:57

 
奥千畳敷から駐車場までがなかなか距離があるのですが、その渓谷美は素晴らしかった。万年橋(滑床渓谷駐車場)から渓谷を辿る道は明瞭ですので、皆様ぜひ機会を作ってお出かけください。

 
「路があるところを辿って何が面白いの?それなら国道でも歩けば?」
と、縦走を楽しんでいたワタシにある岩登り屋が放った言葉が蘇った山行でした。

山は、様々な事を教えてくれる教師です。