大山  
 2007年2月12日

少しずつ少しずつ温めていくべきものがあります。生き急いではいけませんね。 

ショウタンのページにリンク

大山寺駐車場 7:30

  和歌山からお越しのショウタン、初の大山登山です。ボクの、”雪山怖いしナ。”の呟きをキャッチ。”ほいたら行こらよ”と、以前から計画を温めていました。この度、ようやく実現する運びとなりました。前夜は松宅で、コーブー他とのスキンシップ。すっかり”くまさん”で定着してしまいました。物怖じしないショウタン、どこでもだれとでも打ち解けます。真庭の遊ちゃんは、残念ながら別行動となりました。同じ日にキリン峠へ出かけていらっしゃったとか。凄い行動力です。




  4合目ですでに”おいてきぼり”状態の松です。”ぜいぜい、はあはあ・・・・”やっとの思いで4合目で待っているショウタンに追いつき、休憩を要求すると、”ええ~~!?もう????”
・・・・・・・”先に行ってください・・・・・・・。””そうすら。体寒くて・・・・。”凄すぎです。さすがネパール国籍を持っているだけあります。

  休憩を利用して、アイゼンを装着します。 


  前回とは異なり、頂上稜線はガスに巻かれています。8合目あたりには雪煙らしきものがたなびいています。”これはやばそうだ・・。はやく追いついて、リタイヤ宣言をしなくては・・・・”と、重い足を引きずりながら上を目指しますが、・・・・・・いません。
6合目小屋 9:06

  下は先月と比較して雪は少ないのですが、登るにつれ嵩を増し、かつ固くしまっています。
6合目でボクを待ちくたびれていたショウタン、”おお、やっと来た来た。どこかでうずくまっているかと思った。”本当に来年還暦を迎える方でしょうか・・・・。シンジラレナイ馬力です。

弥山 10:10~11:08

  写真を撮るために手袋をはずすと、途端に指がかじかんでいきます。絶対”零℃”じゃありません。頂上プラトーはクラスト状態。アイゼンが良く効き、どこもかしこも沈まず、とても歩きやすいです。 


  先月の快晴はどこへやら。時々陽は射すものの、あっという間に御覧のとおりのガスの中に逆戻りです。”ワシは怖がりだ”と言いながら、全く怖がらないショウタン、南壁を覗き込みます。”そこは雪庇だから止めて~!!”


  今回も通常の入り口から入ることができた弥山小屋で、コンビニにぎりとショウタンはんぺんを楽しみます。お酒の好きな彼は、この寒さの中缶ビールをおいしそうにぐびりぐびりやっています。腹ピーになっても知りませんよ!せっかく持ってきたのだからと、目出帽をかぶります。せっかくの良い男が台無しです。^ ^);




  ”松ちゃん、来た道と違う道帰ろうよ。”・・・・・・・その気持は良くわかりますが、来た道以外となると、縦走?ロープなしで?正面道?まさかね・・・。”ダメです。5合目から元谷へ下りましょう。”と、物足りなげな彼をなだめすかして、夏道を下山開始です。

  8合目まで下った頃に、空が明るくなりだします。カメラをセットして、シャッターチャンスを待つ方たちとしばらく談笑を始めた彼の目線の先には、まっすぐ元谷へ続く急斜面が。不吉な予感・・・。 


  来し方を振り返ると、まばゆいばかりの太陽が顔を出しました。さすが2月。暖冬で雪が無いと言われながら、ここにはボクの予定以上(^ ^)にたんまりあります。


  ”せっかく担いできたのだから使わなくちゃ・・・”と、御newのスノーシューを履くショウタン。嬉しそうにあちらの斜面、こちらの谷筋をウロウロ、ウロウロ。お陰で、ボクは彼のお下がりを頂く事に。宝物がひとつ増えました。”来週来て、練習するように。”練習したいのはやまやまなのですが、嫁さんの怖~い顔がちらほらちらほら・・・・・・。

  下山後一言、”しまった・・・・・・、「命」するの忘れた・・”(^ ^);”忘れないように手に書いていきなさい”とsoulさんにアドバイスをいただいていたのですが・・・・。鳥頭のボクには覚える力がありません。”こんな事も覚えられないのかよ!松は使えね~な~・・・”との岩さんのつぶやきが聞こえてきます。

 
奥宮経由大山寺駐車場 13:45 

  下山後、湯原真賀温泉にて汗を流します。”どちらに入りますか?””良いほうの湯””はい、お一人様250円です。”湯船は深く、150cmはありますか。ぬるめで温泉の苦手なボクも、今回は少し長湯できました。ここ真賀温泉の駐車場は素敵です。川原にこしらえてあります。カワガラスが飛んでいました。