泉ヶ山
2006年10月8日

行程
10/8 自宅 泉ヶ山駐車場 泉ヶ山 泉ヶ山駐車場
8:57 11:57 14:18 15:55



  今日は朝から頭痛がしており、山行もどうしようか考えていたのですが、あまりの天気の良さと、”明日は絶対ダメ。子供の野球の当番があるから家で留守番しといて!”との嫁さんの御通達もあり、重い身体を叱咤して県北へ車を走らせます。通常は高速を使うのですが、今回は下道を主に走ります。県北の山を検討し、今回はずっと昔に登った泉ヶ山に決めました。


  これから登る泉ヶ山です。登山前に立ち寄った神社で地元の方と思しき御仁に登山口の説明を聞きましたが、このカーブの説明を取り違えて、大変な目に遭いました。Bコースを登るつもりでしたが、”新しい道ができており””沢をわたるカーブを””左に道を取り”等が頭の中でぐるぐる・・。Bコースを取る予定が、Aコースに辿りつきました。”きっと、これが”新しいAコースの道”だから、ここを”左に直進し”・・・・。”そして、けもの道に迷い込んでいく下準備が整いました。車道は、全く手入れされておらず、考えればここがコースである訳は無いのですが、”新しい道ができており”が、ここでは”新しいコースができており”になっていました・・・。思い込みは怖い・・・。




  Aコースへの登りを右へ送り、車道の跡を暫く辿ります。車道は次第に荒れてきます。この荒れ様で普通は道間違いであると気が付くところですが、そこが僕の間抜けなところ、タデを掻き分け、イタドリを踏みしだき、奥へ奥へと進みます。”こんなに荒れた道を本当に人が通るのだろうか・・・”などと考えながら・・。車道の突き当たりに、わずかな土の乱れがありました。これが”胸突き八丁ね”・・・・(笑)


  上り始めは植林地帯。わずかな踏み跡らしきものがあり、自分の道間違いに全く気が付きません。写真を撮る余裕があります。


  道間違いに気が付いた頃です(遅い!)。高度は900mを超えており、下ろうにも目印はありません。迷わないように(笑)忠実に尾根上を辿ります。右から近づくAコースの尾根を確認しながら、十分登ったらトラバースしてAコースに出ようと考えました。けもの道の足跡は、クマのそれのように思いましたが、定かではありません。僕は喉に痰が溜まりやすいので、それを吐き出しながら登ります。良いクマよけになります。


  やっとAコースの尾根に出ました。最後の高度差200mは、ササこぎ、シャクナゲこぎ、大岩巻きの連続で大変でした。手で木を手繰り寄せて、上半身の力で登ります。すでに足はくたびれています。傍によって来たヒガラに一言、”ええのう、おめえは!飛べてから・・・。”いつもの上品な僕からは考えられない行為です。邪魔になる強情なシャクナゲの枝をへし折り、ササを踏みしだき、枯れ木を掴むと、悪態と共に谷へ投げ落とします。もうやけくそです。人間、非常時に本性が出ます(笑)。




  先ほどまでの悪戦苦闘はどこへやら・・・。登山道のありがたみをしみじみと感じました。西風がきつく、稜線上は半袖Tシャツでは寒いくらいです。


  ここにも咲いていました、竜胆。(ミヤマ?)アキノキリンソウや、なんと、イワカガミまでありました。紅葉も少しずつ始まっており、秋本番といった感じです。


  泉ヶ山頂上に到着です。風がきつく、雲がどんどん湧いてきて、急速に陽が翳りだします。おにぎり二つと黒豆茶で、軽い昼食を摂ります。本番の昼食は、登る前に済ませています(笑)。
展望は抜群ですが、北方の山は、頭を雲に隠しています。那岐山方面や、津山、奥津湖等、久しぶりの泉ヶ山を楽しみます。




  復路は、今度こそBコースです。本来のBコースは、南峰の北側に出てきます。僕は南峰の南側に出ましたので、AコースとBコースの間の尾根を登った事になります。南峰から頂上までが結構長く、疲れた足には堪えました。双耳峰なんて嫌いだ!(笑)


  さすがに、上から下ると、登山口を見つけることは簡単です(笑)。このBコースは、あまり使用されていないらしく、きれいに手入れはされていますが、踏み跡は顕著でないところがしばしば出現します。赤テープが適切に巻かれてありますので、道に迷う事は無いと思います(笑)。下山中に、今まで聴いたことの無い美しい虫の音を耳にしました。”フルルルルルル・・・・”




  この看板の左の車道奥がBコースです。Bコースを示す標識はありませんでした。ここに来て、登山前に聞いた説明が理解できました。”新しい道””左に直進””沢を渡るカーブ”・・・。全て僕が悪いんです・・・・(反省)。


  今日は、下道を通った場合の、我が愛車の燃費を調査しました。安全運転、エコ運転を心がけた結果、14km/Lでした。シンジラレナイ・・。ちなみに、これは奥津あたりを走っているときのメーターです。ナント、17.1km/L!!


  夕闇迫る吉備路です。あまりの美しさに、コンビニに車を停めてパチリ。コンビニでは何も買わずにごめんなさい・・。このあと倉敷の混雑と言ったら・・・・。一気に燃費が悪くなりました。省エネ運転を推進しているんだったら、どこにもかしこにも道路ばかりつくるな!信号ばかり作るな!交差点ばかりつくるな!とグチグチたれながら帰宅を急ぐ僕でした。