祖谷 寒峰(の懐・・)
2010年1月3日

四国の山に行きたいな・・。天気予報を確認すると、高知も徳島も晴れ。気温も高い。

・・・・と言う事で、出掛けました、寒峰。

前夜に祖谷谷に入るも、気温は”ゼロ”℃。凍結注意の車内表示にチキンハートはビクビク。
住吉神社への急勾配は、ところどころシャーベットになった雪が・・・。
夜半から明けるまで霙がアルミのルーフにバシュバシュと・・・。
道が凍ったら、車ごと植林の中へずり落ちてしまう・・、国道32号へ降りられなくなる・・・。

心配性のコーブーは、一睡もせずに朝を迎えたのであった。




  奥祖谷に入る頃には、気温ゼロ℃。住吉神社まで恐々上がったものの、平らな駐車スペースが無い。あちこち探した挙句に、少し下ったところにあった雪落としのコーナーに駐車。夜通し途切れ途切れに降り続く霙に、”高知”の晴れを予報していたYahoo天気予報に毒付いていた。


住吉神社  8:22

  今回は、1/25000の地図も用意。

  


  住吉神社の左側に、”寒峰道”とある。これに相違ないと、薄っすらと積もった雪に足を取られながら登り始める。
 

  ところどころ林道と交差する。が、山道には標識がいざなってくれる。



  トレースはウサギの足跡のみ。次第に雪も深くなる。目印はわずかな木立の隙間と忘れた頃に現れる赤・ピンクテープのみ。


福寿草群生地  9:32

  ここまでコースタイムは1時間だが、それ以上にかかっている。膝までのラッセルだから仕方がないか・・。が、ここから赤テープ・標識が見当たらなくなる。地図にコンパスをあてると、登山道はこのあたりから南西へ直登となっている。が、そもそもこの案内板が”その”地点か不明。この立派な案内板には、登山道は引き続き北上と見て取れるような描き方。植林が途切れる地点でもあるので、きっとここだとは思うが、あるのは一面の雪面。



折り返し地点  9:55

  それでも、植林と自然林の境界を、上を目指してヨイコラショ。とうとう植林が消え、ウサギの足跡は自然林の中を直登。膝上までのラッセル。もうイヤ~!!
  手元のX Landerは1290mを指している。ただ、出掛けに標高を合わしていないので正しいかどうかは不明。(帰りの猪ノ鼻峠では60mの誤差、自宅では10mの誤差・・・。)  で、撤退。(^ ^)/

(帰宅後調査:ここはまだ登山道が南西に折れる地点の一つ前の支尾根。コースタイムはほぼ40分。登っても別ルートに出る事はできただろうが、あのふかふかの雪では・・。)




  引き返すと決めたら脱兎のごとく(笑)。忠実に自分の足跡を辿る。



  登る時には気が付かなかったが、こんな水場も雪の下から覗いていた。お味は、まろやかな良い味でした。

住吉神社  10:35

  そして出発点の住吉神社。また雪の消える頃に、福寿草を愉しみにやって来ますか・・・。

西祖谷しょんべん小僧

  多分ここは初めて。下を覗いてひえ~っ!こんなところによく国道付けましたね~~!!四国の国道はスリル満点。



結局、祖谷谷と吉野川沿いは曇天。瀬戸内に出ると晴天。ピンポイント予報を見なかったのが失敗。

でも、収穫もあり。

水島ICから120km。坂出ICで降りても、32号線を使えば約2時間半で東祖谷中学校前。

大山より近いじゃないか!!