2007年1月7日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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自宅を出る頃は、空は暗かったものの雪の気配など全く無かったが、倉敷へ入る頃から降り出し、総社では冬用タイヤ規制となった。高速を下り、コンビニで停めて、自宅へ帰るコールを入れるも、愛車の性能を見るには良い機会・行ける所まで行こうと、鬼ノ城へ走らせる。ノーマルタイヤ故、鬼ノ城への登りは僕の腕ではムリと判断。砂川公園に駐車する。今日はここから登る。高低差410m。 |
雪はますます激しくなり、風除けフードをきちんと締めて登りを急ぐ。途中で暑くなり、インナーダウンを脱ぐ。このインナーダウン、ファスナーが壊れている。道沿いに有る地蔵に手を合わせ、先を急ぐ。 |
登っているのは僕ただ一人。10cm程の雪か。いつもは車で通り過ぎる場所だが、意外と傾斜がきつい。地蔵が所々に有る。一つ一つ手を合わせて登る。 |
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ビジターセンターの中庭の椅子も御覧のとおり。少し休憩して、犬墓山へ。風があり、顔を隠しながら登る。元来雪は苦手だと、周囲には話しているが、本当はそうでもない。ただ雪道の運転が苦手なのは事実。横殴りの雪が楽しい。低山ならではの、雪の楽しみ方か・・。山が高いと、こうはいかないだろう。 |
犬墓山を越えたあたりから、急速に天気が回復する。雪は相変わらず降っているが、空は随分と明るくなった。所々、心なしか青を意識できるまでになった。 |
天気が回復するにつれ、枝に張り付いた雪がボタボタと頭上より落下する。せっかく積もった雪に”す”が入る。風は冷たいが、気温はそんなに低くないのだろう、雪が次第にその嵩を減じていく。今回は音楽を聴きながらゆっくりと歩く。 |
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いつもお昼を食べる岩の上で。 吹きさらしのためか、地熱の為か、岩には雪が少ない。右手の先に、鳥の残したらしき糞があった。さわらなくて良かった。 |
もうお馴染みになった寺。 雪に陽光が射して、とても美しい。今回は写真のみ撮影して、先へ進む。いつもはここから岩屋集落へ下りるのだが、今回は更に足を伸ばす。これより先は、まだ経験の無いルートだ。 |
”鬼の酒盛り岩”。 初めての地点の為、岩の様子が雪に隠れて見えず、用心しながら付近を徘徊する。雪で覆われている下は、全て岩だ。 |
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通り過ぎ難く、しばらく立ち止まって天を仰いだ場所。考える事が沢山有る。考えなければならない事が沢山有る。自分に語りかけるのに疲れてボーッと眼前の木を見つめていると、何やら動きが有る。良く見ると、鳥が三羽。ウソだ。今年初めて見るウソ。と言っても、今年は始まったばかりか・・・。などと、意味の無いことを考える。ウソに少し元気付けられたようだ。先へ進む。 |
重田池へ出る。何か魚がいるかと目を凝らすも、魚影なし。冬越しのため、深みに移動しているのか?こんな絶好の池、バス釣り人が見逃すわけが無い。 |
”タムシバの森”を経由し、せせらぎ十字路を左に折れ、出くわした車道を暫く登ると、岩屋集落へ出た。ここからはいつものコースだ。しばらく田んぼのあぜ道の雪を楽しんだ後、鬼ノ城の北門へ登り返し、南門・西門を経由してVCへ帰着。この頃には、すっかり天気も回復し、南方面はすばらしい青空が広がる。車道はすっかり雪も溶け、人の姿もちらほら見かける。 |
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鬼ノ城の北の覗きから見た犬墓山の稜線。 すっかり雪が落ちてしまっている。これも県南ゆえか。 VCから砂川公園への帰路は、途中まで車道を通らず、だれもいない静かな谷沿いの道を辿る。 登るときには真っ白だった砂川公園も、ほとんど雪が溶け、いつもの公園に戻っていた。 |