1991年3月21日~23日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
火山灰地帯の雨を十分堪能できました。
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3月21日 久住山 天気は曇りで、少し肌寒いくらいです。雨の後の九重は、土質が火山灰のため、ドロドロでよく滑ります。霧のため、ほとんど何も見えませんが、涼しく、人もほとんどいないので、とても静かです。 |
すがもり小屋です。小屋の工事のおじさんに、飲みかけのウーロン茶と飴とポカリスエットをいただきました。ありがとうございました(笑)。 |
これから千里浜を通って、あそこまで登ります。 |
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同行の元君です。地面からの白い煙は水蒸気です。火山ガスではありません。 |
こちらは火山ガスです。いたるところに噴気孔があります。ちょっと不気味です。自分の頭を見ているよう・・。僕は、植生豊かな山の方が好きです(笑)。 |
この時は、まだ二人とも余裕綽々です。これから後が大変でした・・・・。 |
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冬枯れの美しい登山道です。あちらこちらにミヤマキリシマが群生しています。6月はさぞすばらしいのでしょうね。でも僕は、冬枯れもまた大好きです。中岳までは楽勝だったのですが、ここから竹田市への下りがすごかった。傾斜が急な上に、登山道の至る所に石や倒木が・・。おまけに激しい雨まで降ってきました。どうやら昨年竹田市を襲った台風の影響で登山道が荒れていたようです。身体も冷え切り、足早に歩かないと凍えそうです。畜産試験場近くの民家にたどり着いたときは、心底ホッとしました。TAXIを呼んでもらおうと、御願いすると、その家のご主人がTAXIの運転手でした。足を痛めました。明日大丈夫かしらん・・・・。 |
3月22日 祖母山 今日も雨です。昨晩は、トラベルイン吉富に宿泊です。夕食のチキン南蛮がとてもおいしかった。途中道を間違え、50分のロスです。あちらこちらに、地図に無い林道がついており、その上雨天のためカッパを着ており、標識を見過ごしていました。 |
祖母山頂上です。景色はありません。山自体は、とても美しく、まるで四国の山に登っているようです。9合目小屋でくつろいでいると、雷注意報が出たとの事で、急いで山頂に向かいます。雷と聞くと、途端に心の余裕がなくなります(笑)。この後は大雨。一気に5合目小屋まで下りました。足元がよく滑ってとても危ないです。麓の神原(こうばる)に付く頃は、雨も小降りになりました。ここ神原は雰囲気の良い山村で、とてものどかです。本当に神様がいるような・・・。ヤマセミも見かけました。今日も竹田市に泊まります。 |
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今回の山行は、とにかく雨と戯れました。 いくら雨天も好きといっても、 火山灰のドロドロ土壌とのダブルアタックには閉口しました。 今度は晴れた日に訪れたいです。 帰る日の車窓からは、早春のやわらかい陽射しの中、 祖母や久住のすばらしい姿が望まれました。 終わりよければ全て良しです。 |
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3月23日 阿蘇高岳 竹田では晴れ間ものぞいていましたが、阿蘇のカルデラ内は霧雨状態です。食堂のオバさんに荷物預かってもらって出発です。 高岳頂上は、霧が晴れそうで晴れない、横殴りの強風です。とても寒いですが、風裏は少ししのぎやすいかな? |
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