2009年8月8日 | |||||
大峰弥山の北方に、鉄山という頑固そうな山がある。 参考にしている方々のブログ情報では、急登の連続で、体力的にきついとの事。 軟弱な僕は、このような硬派っぽい状況に憧れる。 が、一人じゃ怖い・。(ここが軟弱者の所以・・)。 そこで、この山の主とも言うべき、いつも御世話になっているショウタンに駄々をこねた。 ショウタン、快くOKを出してくれた。 いざ、暑さを覚悟して訪れた鉄山や如何に・・・。 |
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大川口 8:20 っま、いつものショウタンです。(笑) |
”バリゴヤの頭”を遠望 勾配は予想のとおりのきつさですが、ずっと樹林帯の為、炎天下の登りを予想していた僕は、死ぬほど辛い事も無いカナ・・。 |
急登は続くよ、どこまでも・・。 時折吹く風の涼しい事。クーラー病に参っている僕は、いつ頭痛が出るかと怯えながら、それでもひたすら登ります。 |
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小休止 快晴の中、樹林が切れるとさすがに暑い。頂上目の前の草原でしばし休憩。ショウタンは荷物を下ろさない。 |
鉄山頂上 10:26 快晴の頂上。先行者は3名。内1名は倉敷出身の方でした。しばらくゆっくりした後、これからのコースを迷ヶ岳に決定。 ”どこまでもついて行きます。” |
陽光に映える緑がとても活き活きとしていました。 |
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鉄山平 11:13 大峰奥駈の峰々を一望。後から聞いたところによると、”今年一番の晴天”だとか・・・。手前から香精山⇒鉄山⇒大普賢。 |
迷ヶ岳 12:25 さすがにこのあたりの主であるショウタン、寸分たがわず迷ヶ岳へ到着。着いてみればすばらしい苔の絨毯。ここで昼食となりました。 |
河原小屋へ下降 迷ヶ岳からのコース取りに(僕の体力を考えて)ショウタンしばし逡巡。が、決まったら行動に迷いはありません。ただ単にコンパスの示す方向に進むのではなく、ゆったりとワインディング。これも山勘のなせる業。 |
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河原小屋 13:25 さすが”主”、難なく弥山川へ下降でき、河原小屋に到着。小屋脇に自生していたイチゴを失敬。美味しかった・・。 |
河原小屋からは、弥山川コースを狼平まで。岩に打ち込まれた杭や岩を攀じ登りながらの楽しいコース。 |
最近の降水で(?)水量はとても豊富。セルリアンブルーやエメラルドグリーン・コバルトブルーと、淵はますます輝きます。飛び込みたいところだけれど、後工程が詰まっています。泣く泣くひたすら狼平を目指します。 |
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足元はスッパリ・・・。落ちたら即ウオータージェットスライダー。 |
狼平 15:05 僕の靴は水陸両用。沢の中も気になりません(嬉)。ただちょっと、インナーソールが無いだけに、ふくらはぎに負荷がかかります。 |
八経ヶ岳にかかる入道雲 あまり迫力がありません。このくらいの雲なら、夕立も多分大丈夫だろうとの予想どおり、下山までなんとか保ちました。 |
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弥山小屋 16:10 久しぶりの弥山。あとはもう下るだけ。大休止です。ショウタンに高いコーラをおごっていただきました。 |
山を開始して直ぐに、見事な雲海が出現。でも僕は雲海よりも、その上に描かれた見事な空に、感動ひとしお。そこはかとなく、秋の気配を感じました。 |
トンネル西口 19:00 僕は、トンネル西口コースは初めてですが、その急勾配も、鉄山のそれを登った後ですので、さほど”急”だとは感じません。ただ、道の荒れ方は、少し目に痛いものがありました。なんとかヘッドランプを出すことなく下山でき、ショウタンの時間感覚の凄さにすっかり舌を巻いた山行となりました。 |
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今回は、かねてより”あそこに行きたい!ここに行きたい!”とダダをこねまくっていた僕の希望を ショウタンが見事にアレンジしてくれた、すばらしく楽しい山旅となりました。 森と淵と空。目に焼きついています。 |
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追記: 翌日(8/9)は、行仙小屋へ登りました。台風の影響からか、朝起きてみると土砂降り。でもまあ、 ”雨の森には雨の神のおわしますゆえ・・・・” 車の荷物室でカップラーメンの朝食を済ませ、カッパを車中で着て、いざ出発。小屋周辺まで登ると、雨のみならず風の唸りが凄く、小心者の僕は、行者堂にお参りした後、一目散に退散しました。 そんな大荒れの森の中でも、鳥のさえずりが聞こえていました。 |