会津駒ケ岳~至仏山
2015年7月25日~27日  
 
眠気まなこをこすりながら最寄りの駅へ。
車道を横断していると、のろのろ運転の車が。

早く渡り終えようと、小走りしようとした次の瞬間、道路に転がってました。
靴ひもを靴に引っかけ、派手に転んだようです。
顔をしたたかに打ち、口を切り、肩と膝からも出血。次第に脇腹も痛み出した。
両手は捻挫で腫れてくる始末。

それでも尾瀬が待ってます。行かなくちゃ・・。(笑)

  7月25日
会津駒ヶ岳登山口  10:46

  王子駅で関東支部長の車に便乗。関東支部長は中門岳に登るとか。それなら僕もと思ったけれど、次第に痛みが増す脇腹。これはチョットやばいかも。

水場  12:20

 今晩宿泊予定の駒の小屋は素泊まりのみ。重い食料は関東支部長が担いでくれます。
 水場の水は手を切るような冷たい流れ。生き返る~。この時期には十分な流れがありました。


 
 

  森林限界を超えると、見えてきました会津駒。ハイジの世界にこんにちは。

 

 
ほんとに”おひさ”のチングルマ。好きだな~、この花。

   

 小屋で受付をして、とりあえず山頂まで行きましょうと、てくてくてくてく。

会津駒ヶ岳山頂  14:38

 風があります。虫がいないのはそのせい?と思っていたら、夕方にはわんさかと湧いて出ました。吸血系の虫も暑さが苦手なのかな?


 
 

  小屋脇にはまだ雪が残っています。夕食は、関東支部長が担ぎ上げた”おでん”。おいしくいただきました。


 

  関東支部長が好きな花はこちら。

 
7月26日
今日も快晴  5:28

  中門岳をキャンセルして、心配顔の関東支部長を見送って、尾瀬小屋への稜線歩きに入ります。エスケープルートもあるし、高低差もあまりないし、大丈夫。心配なのは、小屋に到着が16:00までとくぎを刺されている事。痛みは脇腹から右胸に移動しています。この状態では走れません・・。




 彼方の雲に隠れている燧ヶ岳のそのまた向うまで、今日は歩きます。

 
キリンテ分岐  7:02

  前方、燧ヶ岳の雲が切れました。ほぼコースタイム通りに歩いてます。この稜線はハイジの世界。まさにお花畑コースです。

 
 

 
 そろそろ会津駒ヶ岳の稜線ともお別れです。振り返ると、こんなに歩いてきました。
大杉岳山頂  9:18

 その名の通り、大きな杉があちらこちらに。ここから先、樹林帯の下りになります。


登山口  10:09

 なかなか静かで良い下り道でした。
 
 

  御池で持参のそばを食し、アイスクリームを食べ、靴を洗い、うろうろし、じゃ行きますかとゲートをくぐって車道をてくてく・・・?んっ?なんだか違うよ~な。
登山口  11:08

  で、引き返して駐車場の奥まで歩くと、ありました、尾瀬ヶ原への入り口が。なんせ、尾瀬は初めてなので・・

(地図はちゃんと見て歩きましょう)

  

 このコースは素晴らしく整備された、”美しい尾瀬!”。どこかしらプラスチックなETCシステムを思い浮かべました。景色は最高。Coloringも素晴らしい。行き交う人も多く、この方たちがいつかの夏に思い出すんでしょうね、尾瀬。そう言えば、会津駒からの稜線では、人にほとんど会いませんでした。素朴だからかな・・


兎田代分岐  13:17

 きれいなよく整備された道ですが、朝5時半から歩いてますのでそろそろ嫌気が・・(笑)。いたるところに池塘や小川の流れがあり、コースそのものは素晴らしいハイキングコースです。


  そして尾瀬ヶ原。遠くに至仏山を眺めながら、”明日胸の痛みが取れていないようなら燧ヶ岳をやめて至仏山にしよう”などと思いを馳せていると、会社貸与の携帯が・・。

”こーぶーさんの携帯ですか?○○サーバーで異常を検知しました・・”

ヤメテ~・・・!


 
尾瀬小屋着  14:57

 今夜のお泊りは尾瀬小屋。昔お世話になった赤岳山頂の小屋番さんにどこかしら似ている風貌のおにーさんがテキパキと受付をこなしていました。嬉しいサプライズ。お風呂がありました。 
7月27日
今日も快晴  6:20

  日曜日のおかげか、昨夜は個室。布団は二組あったので、個室でない時は二人なのか・・。これは逆に気まずいかも。3人のほうが良いのでは?などなどいらない事を考えていると、自然と足は至仏山へ向かいます。尾瀬ヶ原を横断できるわけだし、燧ヶ岳さん、ごめんね~。


 

これこれ、尾瀬!

 
 
 
 
約2時間の木道の旅。月曜にも拘わらず、人が多いのは、さすがに尾瀬。
山ノ鼻  7:40

 尾瀬ヶ原横断を終え、これから至仏山への登りです。上を見ると、少々うんざり。

 
 

 ず~っとこんな感じの登り。直射日光をまともに浴びるコースで、あち~のなんの、かないません。うんざり。もうイヤ。


至仏山頂  10:29

  うんざりが極限に達したころに着きました。いや暑かったわ。

  山頂で少し休んで、下山にかかります。


 

  北方にはまだ雪の残る上越国境の山々が。いつかは登るのかな・・?

小至仏山  11:19

  暑いの。痛いの。雷怖いの。
 
 

 翌週に計画していた上州武尊。胸の痛みが引かず、結局断念。

 手前は笠ヶ岳。いつか至仏山とセットで登る予定にしていた山。上から見るとイメージダウン。


  
  小至仏山からの下りもお花畑。途中の(涸れることありと記載のある)水場は、冷たい水がほとばしってました。生き返る・・。そのあとの下りはだらだら坂。

 
鳩待峠着  12:49

 月曜日だけど、乗り合いバスのチケットを購入してすぐに車に案内されました。

戸倉では沼田行バスも連結していたけれど、
たしなみを整えている間に発車しちゃいましたので、一本あとのものに。

沼田からはたんばらラベンダー号なるデラックスな快速があるとのことで、上野までつかわせていただきました。

これを書く時点でもまだ頭と胸に違和感があります。
計画では今頃武尊で暑さにあえいでいる頃かな・・。

歳には勝てませんね。