山上ヶ岳
2006年9月24日



”自分の心に忠実に・・”中学の卒業アルバムに記した文句です。

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行程
9/24 大峰大橋 洞辻茶屋 大峰山寺 レンゲ辻 レンゲ辻登山口 大峰大橋
8:10 9:40 11:50 13:50 14:55 15:15



  いきなりの”シェ~!!”(大笑)。登山靴を忘れたショウタン、タウンシューズでの登山です。僕はてっきりこれが登山靴だと思っていました。僕も王子が岳で登山靴を忘れ、スリッパで登ったことがあります。しかし、ショウタンは、前回の南アルプスでもなにやら大切な物を忘れていたような・・(笑)。僕も物忘れが激しいので、お互いの手助けにはなりません。ネパールに厭世(遠征)するショウタンと、今一度登りたくて、押しかけました。ショウタン、出国準備で忙しい中、気持ちよくお付き合いくださりました。とても感謝しております。




  予報では、曇り時々雨だったのですが、週末が近づくにつれどんどん晴れに変わります。当日は御覧の通りの快晴!台風様々です。これはきっと、”松、行け!!”との天の啓示かと・・。逡巡していた気持がふっきれたら、行動は早い松です。


  表参道をぼちぼち登ります。絶好の日和に絶好の景色。これから辿る行場も稜線上にくっきりと浮かんでいます。でも、今日は、景色を堪能に来たのではなく、この”スマイル”を愉しみにやってきました(笑)。


  おちゃめなショウタン、どんなときも笑顔を忘れません。本当は怖くて○もらし・・・・・・、でもないですね。この傾斜では。


  西の覗きは、僕にはムリです、ムリ!”一生に一回は覗いとかんと男じゃないぞ!次回は息子と来い。二人で覗け!”絶対にムリです、ロープなしであんな傾斜の付いた岩から覗くのなど。えっ?ロープあるの?なぁんだ、それなら楽勝・・・・・な筈はありません。もうちびりそうだったんですから・・・・(笑)。紅葉の少ない大峰山との事ですが、木々の葉が少しずつ色を増しています。至る所に咲いている竜胆がとても鮮やかでした。




  奥駈道より、山上ヶ岳の宿坊を眺めます。閉山が昨日(9/23)とかで、山はトテモ静か。ゆっくりと会話を楽しみながら、頂上へ向かいます。


  右手の指が芳しくなく、力が入らないショウタン、足やあごや口や歯を使って登ります。(どこかで読んだようなフレーズですね)。ネパールで、歯登りを実践しないといけないような場所にも行かれるとか・・。帰国されたら歯を見せてくださいね。


  ロマンスグレーの素敵な笑顔です。この笑顔であんな×□な事を平気で言うのですから、”大人ってシンジラレナイ!!(大笑)”


  日本岩の上で、昼食とします。ゆっくりと時間を取り、いろいろな話をうかがいました。
  南アルプスで、青森出身の大虎女性に、”岡山から?和歌山まで?貴方、寂しい人生だったのね・・・”と、指摘されました。独走って、そんなに寂しいものでも無いのですが・・。




  ”二つの花有り、一つは大輪、一つは小さな花。大輪は大輪らしく華々しく、小花は小花らしくひっそりと、それぞれに咲くが美し・・・・。”中学校のバレーボールの顧問の先生にいただいた言葉。このようなニュアンスだったような・・。




  ”流水濁らず・・・”冷たい鉄色をした流れに浮かぶ落ち葉に自分を映して・・・。


  ”はい、これでも十分歩けました。一回こけたけれど(笑)”
  
  
このレポを記述中に、ショウタンから連絡が入りました。

”明日からネパールへ行くからね。じゃね。”
  
マチャプチャレの朝日をうっとり眺めて放心状態になっているショウタンの姿が浮かびます。

  行ってらっしゃい。帰り道は忘れないで下さいね。