2024年7月2日 | |||||
雨は免れましたが、9時~12時の2000メートル付近の気温2.6℃、風速23メートルの予報。 石狩岳はほぼ2000メートルの標高。 それでも稜線までは!と足を向けた石狩岳シュナイダーコース。 登山口に至る林道を戦車並みの車で進むことしばし、路上に白樺が倒れていた。 人力では動かせず、たとえ動かせたとしても帰路にもっと大きな木が倒れていたら・・・。 かくして”シュナイダーコース仕様”に整えた私メの足、 然別湖畔のお山を駈け廻ることとなりました。 フィナーレは静かな”東雲湖”。 私メが卒業した高校の校歌の冒頭にあった”東雲”・・。 かくして2024年の夏が静かに始まりました。 |
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登山開始 6:45 急遽ガイド様に提案いただいたのは、然別湖畔の白雲山。岡山に住んでいる私は、まず訪れる事の無かったであろう未知のエリア。 |
ところが、木の種類は違えど、なんとなくホームグラウンドの四国の山に似ているじゃないか。 |
昨日からの強風で、登山道にも大木が倒れている。それを乗り越えて、かいくぐって前に進むことができる人間って、ある意味車より起動性高くない?No? |
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随分高度を上げてきました。眼下には銀盤のごとく然別湖がとっても神秘的。気温は低く、とっても快調に登ってきました。 |
白雲山頂上 8:10 彼方には、”ウペペサンケ山”が。名前だけ聞いても登りたくなる山ですが、この辺りの高山は2000メートル級。歩く距離が長いんだな、これが・・。もう、ムリっす・・。 |
白雲山から南に目をやると、どこまでも続く十勝平野の広がり。眼下の街は鹿追か。そういえば今日のニュースで鹿追の高校が出ていました。”カナダに2週間留学できます”。 北海道留学でMore than enoughです、ハイ。 |
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今日は時間的には余裕があります。ゆっくり頂上を楽しんだあと、隣の天望山へ。これが、稜線歩きじゃなく、一旦結構下るの。心地よい強風の中、軽快に足が進みます。 |
そして、下りきったところから、今度は先ほどの高度まで登り返します。でもね、その路はご覧の通り。ステキすぎて、疲れなど全く感じませんワ。 |
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天望山頂上 9:32 心地良い登りが尽きると、そこは白雲山とよく似た頂上。 |
天望山からは、更に東に道を取り、東雲湖へ。その道はあまり歩かれていないのか、道幅細く木々に阻まれ、ご覧の通り。アドベンチャラスで良い感じ。 |
東雲湖が近づいてくると、歓声しきり。こんな景色が人里近くにあるなんて、北海道はやっぱり素晴らしい。北海道の人が羨ましい・・。 |
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東雲湖 10:43 湖に下りる道が無く、下りてもあまり変哲は無いとの事で、ここでしばらく休憩です。 |
やっぱり、どこか日本離れしていますね。尤も、北海道は自然だけでなく、札幌も地方都市も田園風景も、どこもかしこも日本離れしていますが・・。超安全で、なんの心配も無く旅行できる外国がそこにある感じ。幸せ。 |
東雲湖でゆっくり休んだ後は、然別湖畔へ出て、湖畔に沿って付けられた道を、出発地点に向けて帰ります。その道にも相変わらず倒木が・・。 |
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なんでも、この青さを”然別ブルー”と言うそうな。風が飛び、雲が走り、波が踊り、木々の枝が騒ぐ。この世界がダイナミックに動いている事を実感できます。 |
とうちゃこ 13:00 出発時には誰もいない静寂そのものだった登山口。この時間にはいろんな人がいろんな体でたむろしています。このような”穴場”体験はガイド様の力量に左右されます。地元ではすっかり”低山歩き”が楽しくなっている私メ。今後はこの路線で行こうか・・・。 |
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糠平温泉の宿を出発。 湖畔でオジロワシがお見送り。 ・・・・・・ |