高妻山
2017年8月26日

きつい登りと聞いていた高妻山。

朝、早発ちして涼しいうちに登り切らなくちゃと4:00起き予定が、
3時を少し回った頃にテントをたたく非情の豪雨で目が覚めました。

8時まで様子見して、ダメだったら温泉入って帰ろう。
なにせ、今日は午前中の雨確率が60%。
高妻山にも黄色の雨雲がかかっているし・・。

と、自分に言い聞かせていると、5時半過ぎに雨がやみました。
いそいそと支度して出発。

炎天下の登りになるぞ~・・・!

いざ、出発  6:40

 戸隠キャンプ場(有料)でテント泊。朝10時には撤収する必要があるとの事で、登山者用無料駐車場へ移動。



青空が顔を出した。

なんとかいけるかも・・。

  1時間ほどの雨でこんな状態。一不動コースは水量が多くて渡渉に支障があるとの牧場のおじさんのアドバイスを受け入れて、弥勒尾根コースへ。

 登山口へは、牧場を横切る。あんなに近くに尾根筋が・・・。これなら2時間半もかからんわい。
 弥勒尾根登山口  7:09

  いよいよダラダラ登り(と聞いていました)の開始です。
 
 
  雨の後だけあって、じゅるじゅる。


 ”登りは、樹林帯で面白くない”とガイドブックに記載されていたように思いますが、とてもきれいなブナ林でした。
六弥勒  9:25

 でも、登りはきつかった。特に稜線へ出る手前など、もう勘弁してくださいませ状態でした。
 稜線へ出ると、いきなり”六”・・。当たり前なのですが、なんだか違和感・・。
 しっかり2時間少々かかりました。(笑)

七薬師  9:32

 稜線上は、尾根道を忠実にたどります。すなわちアップダウンが・・・。




あれに見えるは、懐かしの妙高・・。
左隣には火打、
そのまた左には焼山・・・。


あれに登ります・・。

五地蔵山(弥勒尾根)へ登るだけでへばっている私は、うんざりモード。
八観音  10:05

 それでも歩かなければ着きません。

九勢至  10:15

 一見すると、なだらかな登りに見えますが・・・・。
十阿弥陀  11:16

 聞きしに勝る急登かつ直登。おまけに暑いっ!やっと登り詰めたかと思えば、頂上はあの向こう・・・。
高妻山頂上  11:20 

 周囲はぐるり、山、ヤマ、やま・・・。北アルプスは乗鞍から朝日まで、雨飾、頚城、上信越の山々・・・、。30年かけて登た峰々に、感慨もひとしお・・・。


へばりながら感慨にふけっているわたくしメに、相変わらずの剛力ぶりでスイスイ登ってこられたこの方は、

”コーヒー飲む?”


まったり、ゆっくり・・。

戸隠の尾根にガスが湧きだしたので、
名残惜しいけれどそろそろ下らなくちゃ。

山は秋の装いです。

帰りは、五地蔵から一不動経由で下ります。剛力殿がどうしても同じ道を引き返すのは嫌だと口をとがらせてしまい、もう水は流れ落ちているとは思いつつも、知らない山だし・・・。で、途中ですれ違ったお兄さんにそれとなく聞いてみると、荒れてはいるが登ってきたとの事なので・・。

なら大丈夫・・。(笑)

五地蔵  13:31

 あとはひたすら尾根道を下りまする。
四普賢  13:42

 
三文殊  14:01

 ひたすらひたすら尾根道を下りまする。

とは言いつつも、
稜線上の下りは結構きつく・・。


二釈迦  14:08

 あともう少し・・。
一不動  14:13

 やったぁ~っ!

じゃなくて、これから沢筋の下りが始まります。

氷清水  14:25

 ホントに氷のように冷たい清水でした。生き返ります・・。

 ここ、登山道です。

時折言い訳のように、
”登山道”
の看板が木からぶら下がっています。

 

濡れてるし、
急だし、
下りだし、
足場狭いし・・。

   
”途中のナメ滝は頭から飛沫をかぶる
状態になっているぞ!”

朝はそうだったのでしょう。
水が多ければ”ビシャコ”になります。


 ピンクテープがしっかり巻き巻きされて
いますから、道を外すことはありません。
が、まともな道が無いところもしばしば。

水嵩が減った午後なら、
川の中を渡れます。

登山口  15:27

  やっと登山口に下りてきました。このコースは変化に富んで飽きが来ない素敵なコースでした。
 牛や馬や、子供連れの観光客が沢山。わが家もこんな時期があったのかなぁ・・・。
 登山者用駐車場  15:47

  登山口から駐車場までが長い事!でも、しんどい分楽しい山旅でした。

 このあとは、戸隠の温泉に浸かって、イケメンに戻り、上信越道を恵那に向かって南下。 翌日に元気があれば恵那山にも登るんじゃぁ!

 

8/27 恵那山へ。