雲仙岳・由布岳
2022年11月26日~27日

風に呼ばれて九州へ。

下関を越えてもなぜか車はひたすら西へ。

気が付いてみるとそこは島原。

8時間の高速道ドライブでした。
26日 妙見駐車場 7:53

  登山者はマナーを守って池の原駐車場へ。ここ妙見駐車場は三つある駐車場のうち、一番仁田峠に近い。昨夜(25日)は雲仙温泉の公衆トイレ前の空き地で車中泊。軽四で車中泊なんて、凄いでしょう!



  お山は落葉が素晴らしい。少し寒いくらいの気温で、とても良い時に来れました。


仁田峠 8:32

  車はここまで上がれるけれど、ここは観光客用とか。っまっ、ご覧の通りなので、この時期はあんまり気を遣う必要はなかったかも。
妙見岳頂上 9:04

  目つきの悪いカモメの旦那に聞くと、当然ロープウエイ利用とか。待つこと数分で貸し切り状態のゆりかごは見晴らし抜群の空の旅。3分で頂上へ。


国見岳分岐 9:19

  国見岳にも立ち寄ろうかと上に目をやると、怖い岩場でお二人様がヘルメット被って雑談。いや、私メ、岩は怖いし・・。


  普賢岳はどこから見てもかっこよいですワ。溶岩ドームの標高は、普賢岳頂上よりも高いのね・・。当然立ち入り禁止です、ハイ。
鞍部

  何だか良さげな周遊コースもあるみたいだが、ペチャクチャしゃべる4人パーティに毒気を抜かれて、その方々が行かないピストンを選択。因みにこの周遊コース、逆順はダメなんですと。


雲仙普賢岳頂上 10:10

  頂上は無人だったけれど、すぐに英語を話す3人連れと日本人のお兄様が加わり、火山でも寂しくない感じ。


  お昼のパンにかぶりついていると、次第にガスが切れてきて、溶岩ドームの頂上が見えてきました。ロープウエイの中からくっきりスッキリ見えていたので、見あたらしくはないのだけれど、やっぱり迫力あります。

  
 
下山開始 10:26

  下山はもちろんあざみ谷コース。この冬枯れの景色と言い、秋の名残の陽光と言い、何ともリラックス感一杯の散歩道です。


 
駐車場とうちゃこ 11:48

  妙見駐車場には5台程度の車が停まっていました。マナーを守っている人もいるんだと、少しほっこりしました。

雲仙岳下山後は、
我が娘”う~”の青春の地である久留米に寄り道してお勧めのラーメンを戴き、
大分のビジネスホテルにチェックイン。
さすがに軽四で車中二泊は勘弁してください。

由布岳正面登山口 7:07

  さすが由布岳は人気の山!無料駐車場の方はもうほとんどスペースが無い。


 

  登りはとても単調。しかし眺めは超素晴らしい。足は少々重い程度。これならまだ何とか歩けるかも・・・。
マタエ 9:26

  このころにはダイブ足にきていました。おまけに西峰って、岩山じゃないか!それもちょっと怖そうな感じ。大丈夫かいな・・。


  難所のクサリ場を越えて、上から見下ろすと、ナカナカの迫力。あそこを下るのかと思うと、少々憂鬱・・・。


由布岳西峰 9:45

  頂上では、ヘルメットやらカラビナやら、ロープやらをザックからジャラジャラと取り出して、御鉢巡りに出掛ける方々が・・。私メはもちろんパスです。

  
 

  景色は限りなく最高。あれに見えるはくじゅうの連山。

 


  やっぱり下りは少々緊張しました。横這い手前では順番待ちの都合で立ち止まった時に靴が岩に引っかかって、お~っこわっ状態。もう足が上がっていません。それでも下りなくちゃ帰れない・・。


由布岳東峰 10:28

  東峰の登りでも、足が上がらないの。道を譲ってくれているおじさんに気を遣って焦っていたら、やっぱり岩に引っかかるこの足。崖際によけてくれているおじさんの方によろけまいと、両手を着いて四つん這い。まっ、お歳ですから・・。



  東峰からの景色もやっぱり最高(笑)。



  東峰頂上でパンとフルーツポンチをいただいて、それでは下りますラあ。相当足に来ている模様で、今夏のトムラウシで初めて経験して驚いた左腿の痙攣が再発。当の本人は、「良かったァ!」と安堵至極。なぜなら、トムラウシから帰岡した後に診察していただいた整形外科医で、「不随意運動が起こる理由は脳の可能性もあります」と言われていたから。二度目ともなれば余裕も出てきます。「どんなふうに歩いたら、足の震えが軽減するのかな?」「こうかな?」「ああかな?」ってなもんです、ハイ。


 
随分下ってきました。
あともうちょっと・・! 下山 12:34

  いつかは登りたいと思っていた由布岳。思い立った時に実行しないと、身体が動かなくなってからでは登りたくても登れない・・と、後先考えずに出かけて大正解。満足のいく山行となりました。



 東峰からマタエに下山中に、東峰北側の御鉢巡りコースあたりから大きなどら声が。
何だろうと思いながら抜群の忘却力ですぐに消去。

マタエから下ること5分、消防のヘリコプターが飛んできた。

「誰か落ちたかな?」

下方の登山道に待機していた消防団員に訪ねると、はやり滑落との事。

怖いねぇ。

更に下っていくと、今度は4名の消防団員が担架を運びあげていた。

翌日の大分放送をチェックすると、10m滑落で肩甲骨骨折で済んだ模様。

明日は我が身かも・・。気を付けて楽しみましょう。