八ヶ岳 1988年



”もし、今回山へ行かなかったら、僕の山歴は終わるかもしれないな・・。しゃあない、行ってみるか・・・。
”と、気乗りのしない状態で、茶屋町を出発。

ちくまを降りて、塩尻で乗り継ぎを待っていると、小汚い格好でうろうろ山やさんらしき人物が・・。

”声をかけられると嫌だな・・。”と思っていたら、同じ電車に。
そして、降りる駅もまた同じ茅野。
さっさとバス乗り場へ急いだら、後ろからその御仁が声をかけてきた。

”どこへ行くんですか?”
”八ヶ岳です。”
”タクシーで相乗りしませんか?”
”いいですよ。”

嫌だとはなかなか言えません。(笑)

暫く待っても、誰も来ない。”二人だけでもタクシーで行きませんか?”とその御仁。

”ええ、良いですよ”と、僕。

これが、現在まで17年にわたるお付き合いをさせていただいている岩さんとの出会いでした。

岩さんは、病気明けで、久しぶりに赤岳頂上小屋の手伝いに登るとの事。
僕もお付き合いさせていただきました。

役には立てませんでしたが、とても面白かった。

いろいろ行きましたね、岩さん。いろいろありましたね。岩さん。

これからもよろしく御願いしますね。m(^ ^)m



  天気も良く、朝夕の雲海がすばらしい。遠く富士山も見えています。
ただ、この時期の八ヶ岳は一年で一番混雑する時期らしく、廊下で寝ている人も多数でした。
僕は、岩さんのお手伝い(単なる邪魔?)をした事で、アルバイト部屋で寝させていただきました。

ラッキー!


朝の赤岳です。ご来光の瞬間がもうすぐです。


  本当は昨日辿る筈だった稜線です。未だに踏んでいませんが、全く悔いはありません。


  とにかく破天荒な人です。お蔭様で、ずいぶん面白い経験をさせていただきました。
西表・新城の魅力を教えてくれたのも岩さんです。
いろんな山に登りましたね。
これからはどんな山に登るんでしょうか・・・・。

”松なら良い”と言う事で、裸の写真も掲載しました。阿弥陀へ登った時のものです。




  日付けを見ると、登った日のようです。とすれば、左は権現方面、右は、美濃戸口からの登りでしょうか・・・。