羅臼岳
2020年7月20日

「今日は国後も良く見え、オホーツクブルーもきれいに映えていますね。
両方がこんなにスッキリ見える日はなかなかないですよ。
ラッキーな日に登れましたね」

んっ、もう・・・・、コノヤロ~~!!

嬉しいじゃないかっ!!

木下小屋からスタート 4:52

 いろんな事情を吟味し、それでも訪れました、道東。野付半島も、相泊も、知床峠も、何もかもがとても素敵な道東。鳥好きの私メにはパラダイスです。こんなところにいたら、嬉しさのあまり気が狂ってしまうかも、ワタシ・・。

弥三吉水 6:35

 今回は北海道の山の歩き方を教わるべく、”知床はお任せ!”ガイドの石田さん(木下小屋の管理人さんとそっくり)に案内していただきました。ヒグマの話を聞きたい気持ちをひた隠しに隠していると、”宇宙戦艦ヤマト”や”ツル姫じゃ~!”の話題で延々とワイワイガヤガヤ(笑)。アレじゃクマも遣り甲斐がなくて寄ってこんわ~・・。

一の岩場 8:05

 天気は薄曇りで、まったく暑くない大沢の登り。「6月から8月までの3か月の花が一度に咲いてます。」エゾコザクラ、チングルマ、ツガザクラ等々咲き乱れる中、あちこちから聞こえてくる小鳥のさえずり。「あれはキビタキ、それノゴマ・・、あちらに鳴くはミソサザイ~」。コマドリは私メでもわかりましたよ。



 最近は老眼に近眼が加わり、眼鏡なしでは輪郭がぼやけるの。だから小さく可憐な白い花は全て同じ白い点に見えてしまう・・。老眼鏡は持ってきていたのだけれど、フレームが折れちゃいました。購入してからまだ2年も経たないのに折れるなんて・・・・。と、ブツブツ言ってみても壊れたものが元に戻るわけじゃなし・・。いつもの毒付きモードに浸っていたら、クマ頻出地帯もいつの間にか通り過ぎていました。



  
 羅臼平キャンプ指定地 8:44

 こんなところにテントを張るなんて、絶対に私メには無理。一睡もできないことは確か。どうせなら、自分がクマ除けフードロッカーの中に入っていたほうが安全かも。あのロッカー、クマは開けることができないそうだから。いや、食べ物の匂いが付いているから余計にやばいか・・。




 本峰への登りは急登。石田さんがゆっくり歩いてくれるので、とても快調。石田ガイドの足さばきを真似てみるとアラ不思議。足首が安定するの。 

 
 彼方に見える硫黄山、とてもカッコいい。是非計画してまた来なくちゃ!縦走路も気持ちよさそうだけれど、ちょっと問題が・・。それは携帯トイレ。ナイーブなワタシには自分のウ〇コをザックに入れる事にはヒジョ~~に抵抗がありまする。もし万が一、ジップロックが本来の機能を果たさなかったらと想像すると・・・。


 
 羅臼岳 with ガイドの石田氏
10:03


 全然疲れを覚えずに、いつの間にかここは頂上。ナイスなリードの石田ガイド氏に多謝!!
 しかし、我ながら爺さんになりましたな・・・。いつまで頑張れるのかな。もう頑張れないかも・・。
・・と、ぼやいてると、どこかから根性注入棒が降って湧いてきそうだ・・。


 
下山開始 10:30

 さて、下りますラあ。

いつまでも見ていたい風景だけれど、そうもいかないしね・・。


 チングルマの列に、なぜか電車を連想するワタシ。今年も会えたね。

下山 14:46

 天気が回復したため、下りは少々暑い。でも四国の山と比較したら、全然問題ない。写真を撮る間もなくガンダムとウ〇コネタを繰り広げていると、いつしか木下小屋に着いておりました。
ホントに楽しいガイドさんでした(笑)。ありがとね~。

 
いろいろ書き残したいと思ったのだけれど、 あの空間を表現するのは私メの語彙力ではムリっす。
だから、一言だけ・・・

知床、いいなぁ・・。

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